夏にやること
スノーシーズンが終わっても、スキーヤーやスノーボーダーはやることがたくさんあります。
スキー、ボード関係の片付け(エッジ処理と汚れ落とし→ベースワックスのワクシング)はゴールデンウィークに済ませたのですが、ウェアの処理がまだ残っていました。今年はウェア新調したし、せっかくだからクリーニングに出さずに自分で洗ってみようと思い、やってみたわけで。
準備するものは、ニクワックスの洗剤テックウォッシュ(TECH WASH、写真左)と、撥水剤のTX.ダイレクトウォッシュイン(TX. DIRECT WASH-IN、写真中央)、計量カップ(写真右)、ゴム手袋。
ニクワックスはウェアの素材に応じていろいろ種類があるので、間違えないように購入します。
台所で使っている計量カップを使うわけにはいかなかったので、ヨーグルトの空き容器に計量カップで水を計り、マジックで線(容器の真ん中あたりの線で300 mL)を入れました。
今回は、ウェア6着(上3着、パンツ3脚)あたり洗剤及び撥水剤それぞれ300 mL使いました。
テックウォッシュの方は、こんな感じ。特に強烈な匂いはしませんが、いい匂いもしません。
基本的な流れは、以下の通り。
・ウェアのジッパーは全て閉じて、洗わなくて良いパスケースなど外せるものは外しておく。
・バスタブに1着あたり18 L以下の40℃程度の温水(重要)を入れる。6着の場合、バスタブの大きさにもよりますが、だいたいくるぶしくらいの高さまで。
・規定の量の洗剤を入れてよくかき混ぜる。
・ウェアを投入し、5分間、足で踏み洗い。今度は足で踏み洗いした面を下にし(ひっくり返す)、さらに5分間、足で踏み洗い。
・洗濯水を流し、流水で泡が出なくなり、水が濁らなくなるまですすぐ。
・バスタブから一度ウェアを取り出す(脱水は不要)。
・1着あたり6 L以下の水をバスタブに用意(だいたいくるぶしの高さまで水を入れればOK)し、ゴム手袋を着用し(超重要!)撥水剤を入れて良くかき混ぜる。
・バスタブにウェアを投入し、撥水剤が良く染み込むように、ゴム手袋を着用した手で押し込んで10分くらい漬け込む。
・洗濯時と同じように、ウェアをひっくり返し、下になっていた面を上にしてさらに手で押し込んで10分くらい漬け込む。
・水を捨て、流水で水が濁らなくなるまで充分にすすぐ。
・(何回かに分けて)洗濯機で3分間脱水する(すぐ乾く環境であればしなくても良い)。
・濡れたままハンガーなどに吊るし、日陰干しする。
・ある程度乾いたら、ジッパーを開き、中も良く乾かす。
・大体2日間乾かせばOK。
ざっとこんな感じで行いました。今回は、6着×2回やりました。さすがに疲れました。
いくつか注意点があります。
カッパやレインコートなどの縫い目に使われているシムテープがあるものについては、剥がれてしまう可能性があるので、使えません。
完全に乾かしてから、アイロンで当て布をして弱のモードで熱処理すると撥水効果がより蘇るそうです。今回は、洗って干すだけで精一杯だったので、次回の課題としましょう。
洗濯機でもできるようですが、そもそも水を通しにくい素材を扱うわけで、偏心により洗濯機が壊れる可能性があるので、私としてはあまりお勧めしません。
バスタブで撥水剤を使うと、当然、バスタブも撥水されます。それが嫌な場合は、たらいを使ってください。また、手袋をしないと手も撥水されてしまうので、気をつけてください。
乾いてウェアを取り込んだとき、買ったときのような新品の匂いがしました。どのくらい撥水するか、冬が楽しみです。