今シーズンは、正指導員(公認スキー指導員)検定に挑戦すべく、2018年11月11日(日)に那珂市中央公民館で行われた茨城県スキー連盟による第1回正・準指導員養成講習会(理論)に参加してきました。
今シーズンは、正指導員は9名、準指導員は17名が挑戦します。準指導員同期では私を含め、3人が正指導員を受検します。
自分が3シーズン前に参加した準指導員養成講習会と比べて随分と穏やかというか軽いといったら失礼かもしれませんが、雰囲気が明るくなり、柔らかくなりましたね。講習もただ座って聞いているだけではなくて、各班に分かれて課題に対するプレゼンテーションをしたりと、随分と変わりました。
「スキー技術の指導」の講義では、各種目のいくつかのポイントとアドバイスがありました。
○プルークボーゲン
・いつも両インエッジが立った状態
・テールの開きはゴールまで変わらない→テールは動かさない
・滑走性の良いプルークであること
・両足均等加重(50%)、ずっと体重が乗ったまま
・足首をしっかりと曲げる
・構え→手の場所は自分の前、ストックのリングが後ろにあること
・ポジションが後ろにならないように(後傾にならないように)
○滑走プルークから基礎パラレルターンへの展開
・プルークボーゲンから展開していくのではない
・外足外足が強まっていくところを見せる→外スキーのカービングを強めていく
・最後の2ターンで足を閉じるのは減点対象
・最後の2ターンではストックをつく
○基礎パラレルターン(小回り)
・キレキレの小回りをする必要はなし
・斜面にあった良い運動を見せる→リズム、左右均等なターン
・板はトップから使う
○横滑りの展開
・抜重で方向を変えてOK
・真下への横滑りは、ターン弧を描いてしまうとダメ
○シュテムターン
・回してしまっていい
・「つ」の字のターンのイメージで、ずれて良い
○パラレルターン(大回り)
・スキーのトップの位置がどうなっているかDVDでよく見ておくこと
・前が開く(シェーレン)は減点対象
・日本スキー教程のp.100にある静的なパラレルターンよりもp.101の「つ」の字のターンを目指す→静的なパラレルターンだとどんどんスピードが出てきてしまうので、動的な「つ」の字のターンでスピードをコントロールする
○パラレルターン(小回り)→不整地(コブ)
・安全に降りてくること
○総合滑走・リズム変化
・トップを見られる
あと、大回りでも小回りでも、ターンが終わって、切り替えの時、次の動作をどうするか?そんな問いかけが講師からありました。そう言えば、昨シーズン岩瀬スキークラブの方々と滑る機会があって、N野さんが同じことを言っていたなぁと、思い出しました。「エッジを外すんだよ」と。講師の方も同じことを言ってました。切り替えてすぐに角付けをするのではなく、今のカービングスキーはエッジを外しても自然と角付けされるので、そういう滑りをするようにとのことでした。