水戸市スキースポーツ少年団のコーチのブログ

水戸市スキースポーツ少年団のコーチのブログです。

ICI石井スポーツ宇都宮今泉店主催 2020シーズン NEW MODEL SKI 試乗会 SALOMON編(会津高原高畑スキー場)

SALOMONの試乗の記録です。

SA-01
○S/RACE RUSH SL + X12 TL GW
プレート:Race Plate P79
ビンディング:X12 TL GW
165 cm (121-68-104, R 13 m)
価格(税抜)130,000円(ビンディング付き)

f:id:mito_jr_ski:20190716071228j:plain

・プルークボーゲン ★★★★★ 良くしなる。扱いやすい。
・シュテムターン ★★★★☆ 軽いので操作しやすい。
・横滑りの展開 ★★★★☆ 思いのまま扱える。素直な感じ。
・不整地 ★★★★★ ズレてくれるので扱いやすい。
・基礎パラレルターン ★★★★★ トップから動かせる。
・パラレルターン大回り ★★★★★ 跳ね返りは強くないが、良い感じ。
・滑走プルークからの展開 ★★★★☆ 外脚の荷重は強めなくて良い。
・総合滑降 ★★★★★ 軽快感あり。安定している。
コメント:スタッフの方の話では、この組み合わせ(板とプレート)がS/RACE RUSH SLの本来の形で、板の良さを引き出せるし、感じてもらえるはず。SA-06のプレート(Race Plate P80)は他のレース用の板で安く設定されているから、SA-06はお得感がないとのこと(S/RACE SL FISを買った方がお得ということらしい)。

 

SA-06
◯S/RACE RUSH SL P80 + X12 LAB
プレート:Race Plate P80
ビンディング:X12 LAB
165 cm (121-68-104, R 13 m)
価格(税抜)145,000円(ビンディング付き)

f:id:mito_jr_ski:20190716071327j:plain

・プルークボーゲン ★★★★☆ 安定していて非常に良いが、回転弧が小さくなりがち。
・シュテムターン ★★★★☆ HEAD(HE-01)ほどのキレ上がりはないが、重さを感じずにやりやすい。
・横滑りの展開 ★★★★★ 安定して下に落ちる感じ。
・不整地 ★★★★★ バーンに吸い付く感じ。
・基礎パラレルターン ★★★★★ 安定感あり。
・パラレルターン大回り ★★★★★ くい込み及びキレがある。
・滑走プルークからの展開 ★★★★☆ 表現しやすい。外脚にしっかり荷重が必要。
・総合滑降 ★★★★★ 安定感あり。申し分ない。
コメント:安定感あり、板自体はSA-01と同じ。プレートが競技用なので、堅め。脚力が必要かも。

 

SA-07
◯S/MAX BLAST
プレート:あり
ビンディング:X12 TL GW
165 cm (121-72-106, R 15 m)
価格(税抜)140,000円(ビンディング付き)

f:id:mito_jr_ski:20190716071721j:plain

・プルークボーゲン ★★★☆☆ しなり感はないが、安定感がある。
・シュテムターン ★★★★☆ 安定感があり、やりやすい。
・横滑りの展開 ★★★★☆ 重さを感じず、やりやすい。
・不整地 ★★★☆☆ 板の堅さは感じるが、無理なくイケる。
・基礎パラレルターン ★★★★★ トップがすぐに内に入ってくる感がよい。
・パラレルターン大回り ★★★★☆ 板が堅いのでスピードを出してイケる。
・滑走プルークからの展開 ★★★★★ とてもやりやすい。トップから返していける。
・総合滑降 ★★★★★ くるんくるんイケる。
コメント:重い。重厚感のある滑りを求める男性向け。だけど、かなり良い板。

ICI石井スポーツ宇都宮今泉店主催 2020シーズン NEW MODEL SKI 試乗会 ELAN編(会津高原高畑スキー場)

ELANの試乗の記録です。

EL-01
○SLX Fusion X
プレート:Fusion X + Arrow Carbon Plate
ビンディング:EMX 12.0 GW Fusion X BLK/GRN
165 cm (121-68-104, R 12.8 m)
価格(税抜)135,000円(ビンディング付き)

f:id:mito_jr_ski:20190716070917j:plain
・プルークボーゲン ★★★☆☆ 若干制動のプルークボーゲン気味になりやすい。
・シュテムターン ★★★☆☆ ターン後半に安定感あり。
・横滑りの展開 ★★★★★ スキーが軽く、操作しやすい。
・不整地 ★★★☆☆ とてもやりやすい。
・基礎パラレルターン ★★★★★ 板がまじめに仕事してくれる。
・パラレルターン大回り ★★★★☆ 少し小回りになりがち。
・滑走プルークからの展開 ★★★★☆ 扱いやすく表現しやすい。
・総合滑降 ★★★★★ 板が素直に反応してくれる。
コメント:癖がなく、乗る人を選ばない。とても素直なスキー。オススメ。

ICI石井スポーツ宇都宮今泉店主催 2020シーズン NEW MODEL SKI 試乗会 HEAD編(会津高原高畑スキー場)

HEADの試乗の記録です。

HE-01
○WC REBELS I.SL RD YELLOW
プレート:HEAD Race Plate WCR 14 short
ビンディング:Freeflex EVO 14 Race Brake 85 [D]
165 cm (117-67-103, R 12.5 m)
価格(税抜)156,000円(ビンディング付き)

f:id:mito_jr_ski:20190716070416j:plain

・プルークボーゲン ★☆☆☆☆ トップが軽いため、内足が開いてしまう。
・シュテムターン ★★★★★ ターン後半のキレ上がりがすばらしい。
・横滑りの展開 ★★★☆☆ スキーが軽く、操作しやすい。
・不整地 ★★★☆☆ 可もなく不可もなく。
・基礎パラレルターン ★★★★☆ よく回る。スキーが軽いので扱いやすい。
・パラレルターン大回り ★★★☆☆ SL用なので、小回りになりがち。
・滑走プルークからの展開 ★★★★☆ 内脚が返りやすいので、表現しやすいのではないか。
・総合滑降 ★★★☆☆ 小回りへの移行がしやすい。
コメント:滑走性が良く、回りやすさがポイント。

ICI石井スポーツ宇都宮今泉店主催 2020シーズン NEW MODEL SKI 試乗会(会津高原高畑スキー場、2019年3月9日(土)〜10日(日))

今年もやってまいりましたICI石井スポーツ試乗会。今回も事前にICI石井スポーツ宇都宮今泉店に電話して2日(土、日)分、申し込みました。

f:id:mito_jr_ski:20190714141959j:plain

8時半頃から受付開始、参加費1,000円/日かかります。

f:id:mito_jr_ski:20190714142041j:plain

この日は茨城県のGS大会もやっており、朝から賑わっておりました。

f:id:mito_jr_ski:20190714142126j:plain

バーン状態ですが、朝方はジャガイモ(硬い雪の塊)がある状況で、時間が経つにつれて柔らかくなり、午後はグサグサ、という感じです。

今年は趣向を変えて、試乗板で指導員検定種目をやってみた、ということで進めたいと思います。

コースと種目は、ブラック上部がプルークボーゲン、レッドラインに移動し、レッド上部でシュテムターン、下部が横滑りの展開。ブルーイン下部に移動し不整地。ブルーラインに乗り、ブルーイン上部で基礎パラレルターン小回り、ブルーセンター下部に移動し、パラレルターン大回り。滑走プルークから基礎パラレルターンへの展開をブラック中部で(千葉県連や福島県連の準指導員検定バーン)。ブラック下部のイガヤを総合滑降(リズム変化)で滑りました。

基準は、オガサカTC-SFの基準点を3とし、それに比べてどうだったかを星★の数で評価します。

翌3月10日(日)も同じようなバーン状況でした。

f:id:mito_jr_ski:20190714222810j:plain

二日間ともに天候に恵まれましたね。

f:id:mito_jr_ski:20190714222841j:plain

メーカーごとの評価は、次のページで。

公認スキーB級検定員検定会に参加してきました。

2019年3月2日(土)〜3日(日)に米沢スキー場で公認スキーB級検定員検定会に参加してきました。

前日(3月1日(金))に米沢入り。今回は水戸からすべて下道で移動。国道349号線をひたすら北上し、国道4号線を目指す。福島県に入り、国道4号線の車の流れが非常に良く、これだったら東北道に乗る必要なくね?という感じ。定宿のベストウェスタン ザ ジャポナイズ米沢に到着後、B級検定の理論勉強。ある意味、情報戦の様相。試験対策は、抜け目ない情報(過去問含む)収集が鍵。

翌3月2日(土)、前回の失敗を教訓に、朝食を取ったらすぐに米沢スキー場へ。約20分くらいで到着。今回は、無料で停められました。受付を済ませ、スケジュールを確認。

f:id:mito_jr_ski:20190713201211j:plain

開会式に出席。実技検定はいきなり総合滑降(リズム変化)。

f:id:mito_jr_ski:20190713201343j:plain

準指導員受検者の滑りをみて採点します。その他滑走プルークから基礎パラレルターンへの展開、プルークボーゲンを採点しました。その後、「ペンション鳩時計」へ移動し、理論検定まで勉強。コーヒーをご馳走になりました。

f:id:mito_jr_ski:20190713201453j:plain

理論検定の方は30分もかからずに回答し終えて、退出時間まで待つ。退出後、同じくB級検定を受験した水戸市スキー連盟のTさんと正指導員受検同期のOさんと一緒に滑る。クラウンを持っているOさんの指導の元、テクニカルを取るにはどんな滑りが必要かについて、レクチャーを受ける。17時近くまで滑って定宿に戻り、一人打ち上げ。

翌3月3日(日)、合格発表。見事、理論検定100点満点で合格しました!

帰りもやはり下道。国道13号で福島まで出て国道4号へ。ひたすら南下し矢吹から県道44号、国道349号と進んで水戸へ。

全日本スキー連盟公認スキー指導員検定受検記(その4)

2019年2月24日(日)、同室のTさんとマテリアルの話やらスキー学校の裏話などしつつ、早めの朝食。

f:id:mito_jr_ski:20190713141434j:plain
閉会式。教育本部長の挨拶に始まり、この第3会場は1年も前から群馬県連の方々を初め、地元の方々と準備をされてきたとか。また、将来的に、全日本技術選と同じようにテクニカルポイントとアーティスティックポイントの2つで合否を決める方向で進んでいるとのお話がありました。最後に講評と結果発表。加点を積極的に付けるという開会式でのお話は本当だったようで、誰だかは分かりませんが、シュテムターンでは85(合格点は80)を付けたそうです!

受検者数は、276人。合格率42.4%(第2会場のオニコウベは57.6%)。各種目ごとの合格率は、

・プルークボーゲン 90.1%(同96.5%)

・滑走プルークから基礎パラレルターンへの展開 76.3%(同87.1%)

・基礎パラレルターン小回り 78.4%(同68.2%)

・横滑りの展開 86.2%(同88.2%)

・シュテムターン 90.1%(同92.9%)

・パラレルターン大回り 61.5%(同90.0%)

・総合滑降(リズム変化) 60.1%(同91.8%)

・パラレルターン小回り(不整地) 67.8%(同92.9%)

でした。何故か理論の合格率は講評されず(全く何も言及はなかった、ちなみに例年理論100%合格だった第2会場は今回10%くらい落ちたそうです)。そして、合格者のビブナンバーが順にパワーポイントでスクリーンに表示され、読み上げられていくわけです。

f:id:mito_jr_ski:20190713142123j:plain

自分の番号が呼ばれるかどうかどきどきしながら待って、無事、番号が呼ばれてほっとする。

f:id:mito_jr_ski:20190713142212j:plain

手続き等を終え、帰宅のために例の臨時駐車場へ。するとパトカーが止まっていて何やら現場検証のようなことをしている。私の車は無事でしたが、車上荒らしか何かがあったようで、今回の臨時駐車場の設定には、少し疑問符が付きました。節約のため、北回りで長野原〜中之条〜渋川〜赤城山の麓〜大間々〜国道50号の下道で水戸まで6時間かけて帰りました。そう言えば、二日目の終了後にもらったお菓子です。

 

特別協賛のヤマザキビスケットより。

f:id:mito_jr_ski:20190713142337j:plain
後日、美味しくいただきました。

僭越ながら、今後、正指導員を受検される方へのアドバイスです。

・「資格受検者のために」のDVDの映像はあらかじめスマホに取り込んでおき、いつでも見られるようにしておく。

・理論は範囲がかなり広いので、第1回の養成講習会の頃から準備しておいた方が良い。

・理論はSAJのHPにある規程・規約、「資格受検者のために」からの出題が多く、毎年のように中身が変わっているので、必ず最新のものを入手しそれで勉強すること。

・それに伴い、過去問が役に立たない場合があり、適宜読み換えるか、修正が必要。

・「日本スキー教程安全編」(緑本)は必須。ここから必ず出題される。

・前走はいない場合がある(第2会場はいたらしいです)。

・ビブナンバーコールが始まってもコートにいなくて、自分の番に間に合わず、一番最後の出走に回された人がいた。みんなの迷惑になるので、気をつけたい(多分、その人は合格していなかった)。

・技術選のようにロング板とショート板を用意し、種目に応じて履き替えるような時間はほとんどない(そこまでする必要性は全くないと思う)。

スキー教程が変わったり、準指導員受検の時とは違う種目が課されることがあるから、準指導員を取得したら出来るだけ早めに正指導員にトライした方がいいと思う。

全日本スキー連盟公認スキー指導員検定受検記(その3)

2019年2月23日(土)、二日目。週間予報ではあまり天気が良くない感じでしたが、流石に晴天率80%を謳っているだけあって、鹿沢スノーエリアは良い天気でした。ただ、バーンは相変わらずカリカリというかツルツル。

f:id:mito_jr_ski:20190713082030j:plain

自分の最初はパラレルターン・大回り。群馬県連のビブコール担当スタッフの方が、前日の総合滑降よりコースが短いので、最初にスケーティングとかして勢いを付けて行くと、規定されている4(〜6)ターンに届かないかもしれないから注意するように、と受検者にアドバイスしてくださいました。それにもかかわらず、前に滑る受検者見ていると、多くの者がスケーティングやクローチングしてスタート。この種目の合格率が意外と低かったのは、回転数が規定に達しなかった受検者が多かったから?さて自分の番。検定バーンは意外とエッジも噛んで滑りやすく感じました。下で見ていてくれた同じ茨城県連受検組のOさんから、かなり良かったので加点が出たんじゃない?とお褒めの言葉をいただきました。お互いにバーンと検定状況の情報交換をして、次の種目へ。

プルークボーゲンは、DVD(資格受検者のために 2019年度版)と同じように滑ることを意識して、腿の寝せ、上げを使い上手く滑られたと思います。種目ごとにスマホのカメラでDVDの映像をテレビの画面から撮影して、いつでも見られるようにしておくと良いです。養成講習会の時にも、滑りを確認するのに非常に有効なので、第1回目の養成講習会で「資格受検者のために」をもらったら、準備しておくと良いでしょう。

続く基礎パラレルターン小回りは、少し慎重に滑りました。養成講習会でアドバイスいただいた最後の3ターンはゆっくりとすぐに止まれるように。検定が終わってから聞いた話ですが、この種目はトップから回していくような滑りでいいそうです。テールだけを振るような滑りでは、合格点が出ないようです。

お昼は21日(木)に受付をしたハイランドロッジが解放されていたので、コンビニで買ってきてもらったおにぎりを食べて終了。

f:id:mito_jr_ski:20190713082214j:plain

写真は、基礎パラレルターン小回りとシュテムターンのバーンです。出走が近くなって中に入らないと受検者の滑りが見えません。シュテムターンは、バーンが削られて出てきたアイスバーンと、削れてたまった雪がコースの両端にあって、難しいバーン状況で、あまりうまく滑られませんでした。

最後はパラレルターン小回り(不整地)。スタートまで結構待たされました。時折空が暗くなって雪が降ってきたり、風が吹いてきたり。暗くなるとバーン状況が分からなくなるので、そうならないように祈りつつ、かなり寒い中、常に体を動かしながら待ちました。レーンは主に3つできていて、1つは斜面下方向に向かって右側、コブの間隔が長く、優しめな感じなんだけれど、滑走者が多く、荒れている感じ。2つ目は真ん中のレーンで、コブが深い。3つ目は左側で、コブは浅めだけど間隔は短め。右はガンガン行かないとおそらく点数が出ない。そうなると、真ん中か左のどちらを選ぶか、ガンガン攻めて行きたいのもあるけど、失敗したらパーなので、ゆっくり行くか。色々悩んで、結局、バーンが硬いので、ズルどんにならない程度に、また、破綻しない程度スピードを出して真ん中を滑らかに滑ることにした。実際滑ってみると、もっとガンガンいけたかなぁという感じでした。加点が確実にあるというのが分かっていれば、そうしていました。

全て終わり、宿に戻って温泉に入り、夕食バイキングに一番乗り。打ち上げを兼ねて解放感からどんちゃん騒ぎをするのかと思っておりましたが、皆、疲れが溜まっていたので、軽く反省会をして早めに就寝。